沖縄でダイビングを行うのに必要なダイビングライセンスとPADIの関係

沖縄の海は透明度が高く、また地域によって海中の光景が違う、世界を代表するダイビングスポットです。その沖縄の海や、世界中の海で自由にスクーバダイビングを行う場合、ダイビングライセンスを所得する必要があります。一般的にCカードと呼ばれるこの認定証は、ダイビング指導団体が発行していて、ダイビングショップで筆記試験・実技試験を合格することで手にすることができます。ダイビングライセンスなしでは6~12mまでしか潜れませんが、初級のライセンスであるオープン・ウォーターダイバーコースであれば、水深18mまでの範囲でダイビングが監督者なしで可能になります。加えて自分でダイビングの計画を立てることができ、ダイビング機材の購入やタンク・レンタルなどのサービスを受けることも同様に可能になります。水深18mでは、サンゴと聞いて連想するハードコーラルだけではなく、扇のように広がり色鮮やかなソフトコーラルや、巨大な魚の群れなどを見ることができ、体験ダイビングよりも様々な海の表情を見ることが可能になります。
PADIはダイビング指導団体の一つで、正式名称をProfessional Association of Diving Instoractar’s といいます。本部をアメリカのカルフォルニアにおき、日本やカナダ、ブラジル、ロシアなど世界7ヶ所にエリアオフィスを配しています。世界186ヶ国で13万人以上のインストラクターを含むプロフェッショナルメンバーと、6400以上の大分センターを持つ、世界最大の教育機関です。PADIのダイビング講習は国内・国外共に同じカリキュラムで、潜水医学・心理学・生理学などの専門家との協力により開発され統一されています。また、オンライントレーニングで学科講習を自分のペースで進めることも可能です。
また、PADIのプログラムは高く評価され、アメリカ教育審議会によって大学単位と同等として推薦されています。加えて、ダイバー教育はプロレベルなどの8つのジャンルに置いて、2009年に国際標準化機構の国際規格に適合していると認められました。2015年の時点で、「ISO 24801-1」「ISO 24801-2」「ISO 24801-3」「ISO 24802-1」「ISO 24802-2」「ISO 11207」「ISO 11121」「ISO 13293」のジャンルにおいて、国際規格に適合していると認められています。